えろなので注意
君を食む

「ん、ぁっ、あーっ!!」
「っ、はぁ……っ」
日向が短く震えたのと同時に、その温かな中に精を吐き出した。中に放ったものが与える刺激にさえ日向はぴくりと反応を示して、余韻に浸る間もなくオレのものを締め付けてくる。
放さないとでも言うように腰を押さえ付けてくる脚も縋る腕も日向が俺を求めている証で、この醜く太った独占欲を満たすのだ。
未だ勢いを失わないソレでひくつく奥を小刻みに突き上げれば、か細く啼いて拒絶にならない否定の言葉を切れ切れに吐いた。
「ひなた」
「は、ぁっ、も、だめ……そぉだ、あっ!あぁぁ!」
「ウソつけ、すっげ腰揺れてるくせに」
言葉と体が矛盾していると指摘すると日向は高く啼いて、今度は止めてと懇願してくる。それが堪らなくてまた中を深く抉り、抱え上げた脚に弱く噛みついた。薄らと日向の肌に残った自分の歯型に満足して、そこを舐め上げる。
「んっ……ぅ、くぅっ」
「ぁ、はぁ、ナカすげえ……ひなたぁ……」
「ひっ!」
一度イった日向の中は俺の与える快感に敏感に反応する。日向のイイ所ばかりを責め立てているせいか、もう言葉での抵抗もできないくらいに思考も蕩けて乱れていた。
完全に陥落した日向の顔を見て、支配欲も独占欲も同時に満たされ潤うのを感じる。ここでオレが与える快楽に浸るということは、日向がオレを心も体も受け入れていることに他ならないということだから。
ここまで来ると日向を気遣う余裕もなくなってきて、ひたすらに自分を日向に刻みつけようと腰を打ちつけるだけになる。まるでケダモノだ。
「う、ァ、ほんと、おかしくなりそ……」
腰を引いて打ち付けるたび、日向の奥の奥まで暴いている恍惚感に気が狂いそうになる。揺すぶって返ってくる反応、触れ合う肌の熱とその向こうに感じる肉と骨の感触が心地いい。
「っ、ひなたぁ……」
「そ、だ……ん、ぁ、なかに……もっと、あ、ぁ!」
「すきだ、なあ、おれの、おれのになって」
思わず零れ出た本音に、日向が頷いた。与える快楽にほとんど理性が吹き飛んだ状態でも、こうして俺の言葉に反応しているのに口の端がつり上がる。たとえその反応が言葉の意味を理解せず反射的に出たものであったとしても、もう遅い。
――言質取っちまったもんなァ。
「おれのひなただ」
がくがくと揺さぶられている日向の恥骨の感触に絶対的な優越感を覚える。こんな場所に触れたのは、触れていいのは自分だけだと思うと笑いが止まらない。他のやつらが必死こいて手を伸ばそうが何をしようが、これを抱けるのは自分だけ。めいっぱいに快楽を与えて甘く吐かれる息を呑みこむのも、自分だけの特権だ。
誰にも渡さず、オレの中に閉じ込めて少しずつその全部を食らうのだ。この醜い独占欲のために。

左右田は独占欲の鬼。